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三角保ち合いの亜種である「アセンディングトライアングル」、チャートで見かけたことはあるけれど、どうトレードして良いかわからないという方は多いのではないでしょうか。
- アセンディングトライアングルについてわかる
- アセンディングトライアングル時のトレード戦略を学べる
もくじ


アセンディングトライアングルとは、チャートパターンの1種で高値と安値が切り上がっている三角保ち合いを指します。
- P波動
- 三角保ち合い
- 上昇三角形
- ペナント
(※高値が切りあがってなくても呼ばれます)
ディセンディングトライアングルとは

アセンディングトライアングルの逆で、高値と安値が切り下がっている三角保ち合いをディセディングトライアングルと言います。


アセンディングトライアングル手法の勝率

アセンディングトライアングルの上抜け率は通貨ペアにもよりますが、おおよそ約48%〜52%です。
上抜けしやすいというイメージを持っている方も多いかと思いますが、実際にはアセンディングトライアングルで順張りしても優位性はないわけです。
同様にダブルボトム(2番底)というチャートパターンも、一見反発しやすそうですが、実際の反発率は50%前後しかありません。
アセンディングトライアングルのバイナリー手法
アセンディングトライアングル時にバイナリーでエントリーすることは推奨しません。
アセンディングトライアングルというのは「値幅が縮小傾向のある相場」であり、大きな利幅が抜けないという傾向があります。
これにより、引き分け負けやスプレッド負けが起こりやすくなるリスクがあります。
「抜ける利幅が小さい」と、もしバックテスト勝率が良くてもフォワード勝率(実際のエントリー)がより下がりやすくなります。

レンジ相場の見極め方についても解説してます

アセンディングトライアングルのエントリーポイント
私はアセンディングトライアングル形成中にはFXでもバイナリーでも決してエントリーしません。エントリーする場合は必ず抜けた後に行います。
アセンディングトライアングルとは三角保ち合いであり、要はレンジです。
レンジ相場で上と下どっちにブレイクするのかが、わからないように、アセンディングトライアングルの場合もどちらに抜けるかはわかりません。
方向感のない相場でエントリーをしても、取れる利幅も少なく、勝率低いため無意味だと考えています。

アセンディングトライアングルをブレイク後の市場心理

見過ごされがちですが、
アセンディングトライアングルで本当に着目すべき箇所は「上抜けした時」ではなく「下抜けした時」です。
高値と安値を常に更新している状態で、上抜けしても、当たり前なので市場における反応は限定的な場合が多いでしょう。
しかし「ただ上に圧力が強い状態にも関わらず、下にいった場合」は「ロングを入れていた層が損切りを考えやすい」と思いませんか?

世の中のチャートパターンについて書かれている情報はとにかくデマカセが多いです。チャートパターンだけで勝てたら誰も苦労しません。なぜこの形になった時にこの動きをするのか「WHYを徹底的に追求すること」が大切です。