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最近流行りつつあるインジケーター「アルーン」について丸ごと解説していきます。
もくじ

アルーンとは、オシレーターの1種で「一定の期間中に高値更新または安値更新したローソク足の数が、期間中の何%を占めているのか」をみるインジケーターになります。
アルーンアップとアルーンダウン
アルーンは高値更新率を見る「アルーンアップ」と安値更新率を見る「アルーンダウン」の2つが1つのセットになったものです。
アルーン(Aroon)は、1995年にTushar Chande氏によって開発され、サンスクリット語で「夜明けの光」を意味だそうです。
アルーンインジケーターの計算式
(n-過去n日中の最高値からの経過日数)/100n
(n-過去n日中の最安値からの経過日数)/100n
(nはアルーンの期間を当てはめる形になります。)
初心者向けアルーン解説動画
海外ファンドが出しているわかりやすい動画があったので、紹介します。全て英語ですが、飛ばし飛ばしで図だけ見てもわかると思いますよ。

順張り手法でアルーンを使う
要はアルーンとは、
- 高値更新した日が多ければ多いほど、買いが強いよね
- 安値更新した日が多ければ多いほど、売りが強いよね
ということを表すシンプルなインジケーターな訳です。
トレンドには4段階存在すると考えていて、アルーンが明確に底値圏、天井圏にいる状況は、トレンドの第2段階後半〜第3段階になります。
第1段階:底値固め
第2段階:初期のトレンド形成
第3段階:トレンドが明確に形成
第4段階: 天井圏/底値圏

ロジックの考え方としては、RSI、ストキャスよりも立ち位置としては「ADR」や「限界運動量」に近いものがあり、初心者が順張りを行う時にトレンドを判断するのには使えると思います。
レンジ相場でフィルターとしてアルーンを使う
逆にレンジでの逆張りを行う際のフィルターとして
- 高値更新率が低いのみに下方向へ逆張りをかける
- 高値更新率があまりに高い時には、トレンドの終焉を疑い、上方向へのエントリーは控える。
といった使い方を行うことも可能です。

レンジ相場の見極め方についても解説してます

アルーンインジケーターの注意点
「RSIの30/70の逆張り」に何も優位性がないのと同じで、アルーンも「一定の数値」自体に意味があるものではありません。
トレンドの段階など全体の相場環境を見た上で、ゾーンで捉えてあげるべきインジケーターになります。アルーンの数値をみて、直接的にエントリーを行うことはしないようにしましょう


「純正アルーン」を無料配布します。アルーンはMT4以外のチャートソフト(TradingViewなど)では標準搭載されていることも多いですが、MT4ではされていないのでぜひご活用ください
各種パラメーター

色と期間はカスタムできるようになっています。初期設定は期間25になっております。

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クリックするとダウンロードサイトに飛びます
- インジケーターをダウンロードし、コピーする(ex4かmq4)
- MT4内部フォルダの「Indicator」フォルダを開き、ペーストする(MetaTrader4→MQL4→Indicators)
- MT4を再起動する
- 右上メニューバー「挿入」→「インディケーター」→「カスタム」→「いれたいインジケーター」を選択し、導入完了

変なところから変な数値を取ってくるインジケーターよりもアルーンや移動平均線のようなシンプルでインジケーターの方が、優位性が高いと考えています。
サイキックスオリジナルインジケーターなので「ここをこうしてほしい」といった要望や改善点などがあればお気軽にLINEしてください。役に立ったと思ったらブログやnoteのサポートをしてくれると嬉しいです。