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レジスタンスやサポートになりやすいと言われているキリ番のバイナリーでの使い方について解説します。
もくじ

キリ番とは、チャートの価格末尾が「00」になっている110.00円、111,00円など、「キリの良い番号のこと」を指します。00ライン(ダブルオーライン)とも呼ばれます。

キリ番のインジケーターも無料配布してるのでどうぞ


結論から言います。
絶対にキリ番はみましょう。
- わかりやすい数字は心理的な節目になりやすい
- オプション取引の影響で攻防ラインになりやすい
これらの理由から
キリ番付近にはたくさんの指値や逆指値が並び、出来高が高くなる傾向があります。
キリ番が意識されるからといって「抵抗帯として有効か」というと必ずしもそうではありません。
これは高値安値の逆張りが使えない理由と一緒で
意識されても、直近高値安値と同じで意識はされるものの「ラインを守りたい層も意識していれば、ラインをブレイクさせたい層も意識している」からです。

意識されるか<<どう意識されるかが大切
キリ番は意識されるかといって、反発する抵抗帯ではないので
「キリ番だから逆張りエントリー!」というのはやめておきましょう。
また、私が大切にしているトレード理論に
「出来高が高いポイントの値動きは出来高が低い値動きよりも信頼度が高い」
というものがあります。
キリ番自体が抵抗帯になるわけではないですが、そこで発生したプライスアクションは今後の値動きに強く影響を与えます。

これはあんまり知っている人がいないのですが、一応。
ドル円の場合、「ドル円チャート」ではなく、「円ドルチャート」を見ている層が存在します。
ドル円を見ている人にとってのキリ番は
- ドル円を見ている人のキリ番:110円、111円、112円
- 円ドルを見ている人のキリ番:0.09、0.091、0.092
通貨ペアの順番によってチャートが反転するため、当然、意識されるキリ番が変化します。
ユーロドル(EUR/USD)をドルユーロ(USD/EUR)として見ている人は聞いたことがありませんが、クロス円でユーロ円(EUR/JPY)円ユーロ(JPY/EUR)としてチャート分析をしている方は一定数存在します。

【余談】
2011年3月17日にドル円史上最安値76.46円をつけたのを覚えていますでしょうか?
これを外資の為替ディーラーは「ドル円史上最高値」と呼ぶことが多いです(円がドルに対して最高値をつけた)
- キリ番は意識される価格
- ただ抵抗帯として有効なわけではない
- 出来高が高い状態で発生した売買の戦いはその後のマーケットに影響を及ぼしやすいのでキリ番は押さえておけ
- 円チャート(反転チャート)もお忘れなく

以上、キリ番についてでした!
トレーダーで勝ち続け飯を食べていく人というのは、どんな手法であっても「水平線」の重要性に気づき、「値動きを嗅ぎ取る嗅覚」というのを身につけています。